OpenWrtでIPv6 DS-LITEを使う
WAKWAK for マンション全戸光でIPv6接続機能が正式に提供開始されるので、OpenWrtでIPv6 DS-LITEを有効化したときのメモ。
これまでIPv4接続がPPPoEであったため、網終端装置の輻輳によりYouTubeのトップページが表示できないほどスループットが低下し、夜間帯は使い物にならなかった。
今回、正式にIPv6接続が提供開始されるため、IPv4接続をIPv6経由で行うことにした。
https://www.wakwak.com/files/information/20171101_2.pdf
1.ファームウェアは、Chaos Calmer 15.05.1を使用。
2.IPv6 IPoEを有効化し、IPv6で通信できるようにしておく。
http://d.hatena.ne.jp/hirokon0521/20171017
3.[System - Software]からパッケージの更新を行い、ds-liteをインストールする。
4.[Interfaces - WAN]のプロトコルをDual-Stack Lite(RFC6333)に変更。
PPPoEで接続中の場合は、事前に停止しておく。
5.DS-Lite AFTR addressに下記のいずれかのアドレスを入れる。
NTT東日本エリア 2404:8e00::feed:100 2404:8e00::feed:101
NTT西日本エリア 2404:8e01::feed:100 2404:8e01::feed:101
一応、AFTRのアドレスは下記URLから最新のものを確認すること
http://www.mfeed.ad.jp/transix/ds-lite/contents/yamaha_nvr500.html
将来的なAFTRのアドレスの変更に備えてAFTRをFQDN名形式で登録
できないか試してみたところ、LuCIによるGUIだとIPv6アドレス形式
でないと入力できなかった。
/etc/config/networkを直接編集してFQDN形式で設定してみたところ
問題なくつながったので、GUIで設定するよりおすすめ。
config interface 'wan'
option proto 'dslite'
option peeraddr 'gw.transix.jp'
6.ルータを再起動する。