OpenWrtからLEDEに変えてルータにAdblockを入れてみた

OpenWrtで特に不満はなかったが、LEDEの方が日々新機能が追加されているようなので、ファームウェアをLEDEに変更してみた。バージョンは17.01.4。

ファームウェアの変更方法はOpenWrtと同じ。OpenWrtのLuCIから直接アップデートしたので、sysupgrade.binの方を使った。
https://lede-project.org/downloads

LuCIのファームウェア更新メニューで[設定を保持する]にチェックを入れたままにしておいたので、アップデート後も設定はそのまま使えたが、デフォルトではds-liteのパッケージが入っておらず、起動直後はIPv4でのインターネット接続ができない。ただ、LEDEはIPv6のみの環境でパッケージリストをアップデートできるので、わざわざIPv4 PPPoEを設定しなおさなくても良いのは便利だと思う。

OpenWrtのLuCIでは、AFTRにFQDNが使えなかったが、LEDEでは問題なくFQDNで設定ができた。

折角LEDEにしたので、Adblockのパッケージをインストールしてみた。
[System - Software]からパッケージの更新を行い、下記3つのパッケージをインストールする。

インストール後、LuCIのメニューに[サービス]が追加され、adblockが設定可能となっているはず。

デフォルトの設定のままでは日本語フィルタが入っていないので、configを変更し豆腐フィルタを入れてみる。

下記のURLのadd a new blocklist source:を参考に、
/etc/config/adblockの末尾に下記の通り設定を追加する。
https://github.com/openwrt/packages/blob/master/net/adblock/files/README.md

config source 'toufu'
  option enabled '1'
  option adb_src 'http://tofukko.r.ribbon.to/Adblock_Plus_list.txt'
  option adb_src_rset 'BEGIN{FS=\"[|^]\"}\$0~/^\|\|([[:alnum:]_-]+\.){1,}:alpha:+\^("\\\$third-party")?$/{print tolower(\$3)}'
  option adb_src_desc 'focus on Japanese ads'

フィルタを定期的に更新するため、/etc/crontabs/rootへ毎朝6時00分にadblockをリロードする設定を追加する。LuCIの[システム]-[スケジュールタスク]に追加してもよい。

00 6 * * * /etc/init.d/adblock reload

※2018/01/03追記
cronを今まで起動していなかった場合は、/etc/inid.d/cron startと入力して手動で起動するか、LuCIの[システム]-[スタートアップ]からCronを開始しておくこと。